犬猫の関節が
気になってしょうがない
勝手に肩書つけました!「犬のねたきり問題カウンセラー」
2020.10.08
今回のテーマは「歯磨き」と予告しましたが、実際に犬が寝たきりになってしまうとはどういうことですか?というご質問がありますので、今回は「犬の寝たきり」についてお話します。
犬が寝たきりになってしまうこと、それは人と同じです。立てなくなる、歩けなくなるのはもちろんですが
・自分でご飯が食べられない、水が飲めない
・排泄ができない
・関節が固まってくる
・床ずれができる
このように人が寝たきりになったときに起きることと同じことが起きます。
ただ、歩けなくなる前に「立てなくなる」状態になります。これは自力で立つことは難しくても、立たせてあげたら歩けるということです。ですから「立てない=歩けない」ではありません。
今はさまざまな工夫がされた補助ハーネスがあります。前足が弱いのか後ろ足が弱いのかによってハーネスよりも部分補助装具のほうが良い場合もあります。獣医師に相談しながら、また東洋装具様(http://www.toyosogu.com/)のように動物専門の装具を作られている会社もありますので、愛犬の状態にあった補助装具を選んでください。
立たせてあげるだけなら体格にあわせてタオルやバスタオルで代用することもできます。歩行補助のハーネスは排泄しやすいかどうかもポイントです。女の子か男の子かで構造も異なっています。
ハーネスのほかにストローラー(カート、バギー)やバッグを使うこともよいと思います。歩行距離や速度に気を付けると同時に、足元のケアも大切ですので、靴をはかせるのもよいですね。
犬たちは外気を嗅ぎ、音を聴くことで脳がさまざまな刺激を受けています。これが老化を防いでいるのではないかと思っています。
歩くのが辛そうだからと言って散歩をやめてしまうと、さらに脚力が衰え犬自身のストレスにつながってしまいます。散歩することによって腸も動き、自力排泄が続けられ健康が維持されているのではないでしょうか。
たとえ歩けなくなっても、自分でご飯が食べられていれば飼い主さんたちはとても安心すると思います。ご飯の補助が必要な時に気をつけてほしいのは「犬の姿勢」です。誤嚥(逆流や器官に入ること)しないようにできるだけ「伏せ」の姿勢や、立っているときと同じ頭の角度を維持するとよいと思います。
そして「ご飯の固さ」。犬たちはあまり噛まずに呑み込んでしまいがちです。胃腸が弱っているようならドライフードはふやかして少しずつ、のように様子をみてそれぞれにあった固さを調整してあげたいものです。
噛むことが大好きな犬たちですので、誤嚥にきをつけながらおもちゃやガムをあげるのもよいかもしれません。私は豆乳やオメガ3、9で滑らかさや食べやすさを調整しています。
先日のイベントでは上手に水分が摂れるという日本ペットフード社の「フィーリングサポート」というフードのサンプルが配られていました。フレーク状で水分量によってスープ、おかゆ、おだんごと固さを調節できるので、愛犬の様子にあわせられますね。普段の食事としても使えるようでしたので、何かの時のために常備しておくのもよさそうです。
まだ排泄や床ずれのことなどもありますが、とても書ききれないし気持ちも落ちちゃうので、また今度。あ!関節が固まらないように、ということも書きたかったのです。犬の寝たきり、予防したいです??少しずつ皆様が読み疲れしないように、まったりほっこり話題も混ぜながら書いていきます。
今回のワンちゃんは私のワインとチーズの先生、「世界遺産ソムリエ®」の玲子先生のご実家の愛犬、ミニチュアシュナウザーのハッピー君とヨークシャーテリアのラッキー君♥️先生同様おしゃれー♥️
玲子先生はシニアソムリエ、チーズプロフェッショナル、世界遺産アカデミー認定講師、このほかにもすごい資格をいーっぱい持ってらっしゃる方。わかりやすいしやさしいし美しい先生の講座にご興味ある方は是非FBをご覧ください。